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2020年07月19日
評価単位 「宅地」か「畑」か「雑種地」か

 

 熊谷先輩       山田後輩

 

 

:大きな自宅敷地の一部が耕作されている場合、そこの地目をどう認識するかって、けっこう悩むこと多いですよね。
 
:独立した「畑」か「宅地」の一部かっていうことだね。確かに、判断に迷うことはあるね。裁決事例(平成19年6月4日裁決〔東裁18-257〕)では、次のような基準を示しているよ。 ①規模 ②固定資産税の課税地目 ③農地法の適用 ④農作物の収入状況
 
:なるほど。①以外は客観的ですね。こういう基準はありがたいです。ところで、②固定資産税地目って、ぼくらが携わっている相続税地目と同じ基準で判定されているんですか。
 
:ぼくが調べた範囲では、固定資産税地目は「不動産登記事務取扱手続準則第68条」に準じて判定されているようだ。相続税地目は言うまでもなくこの規定に従って判定することになっているよね(評価通達7(注))。判定基準は共通と考えていいんじゃないかな。
 
:同じ基準で判定されているということか。それに役所の担当官は、その作業のプロですよね。しかも相続税に関しては利害関係ないし、この固定資産税地目っていう判定基準は重視できる気がします。
 
:そうだね。ただ、注意点もある。判定基準は毎年1月1日ということ。相続開始が例えば6月で、その間に地目変更していたら、固定資産税地目は参考にならないね。しかも、稀に見落とされていることもある。固定資産税上は「畑」だけど、現況は草ぼうぼうの雑種地なんてこともあったな。複数の基準で、総合的に判定することが大切だね。
 
参考:評価単位判定事典(日本法令)ケース001