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2020年03月20日
評価単位 雑種地 東裁(諸)平28第69号(平成28年12月7日裁決)

 

 熊谷先輩       山田後輩

 

 

:これは「東裁(諸)平26第77号(平成27年3月4日)」を読んでからのほうが、スッキリ分かりやすいかな。

 

:ああ、雑種地の評価単位である「利用の単位」は、「1画地の宅地」に準ずるものだってやつでしたっけ。

 

:そうそう。で、審判所は、順号9の土地について「借主であるR社が駐車場経営に必要な設備等を設置し、時間貸駐車場の貸付けに係る事業を行う場所として利用されていたもの」と認定している。

 

:順号8の土地は月極だから、借主が何かを設置することは考えにくいですよね。

 

:うん。契約書にも「指定車両の駐車を目的として使用するものとし、他の目的として使用してはならない」とあるし、そう考えるのが普通かな。

 

:ということは、土地の「所有者による自由な使用収益を制約する他者の権利(質疑応答事例「宅地の評価単位」)」が、片方は存在する、他方はしないということで別評価ですね。

 

:そうだね。ただ、雑種地の評価単位を規定する「評価通達7-2(7)」には、ただし書があるのを思い出して。要は、本文で単位が分かれたとしても、各単位が単独で使えないようなら一体評価しろという規定だ。読み返してみ。仮に、このただし書に該当するなら、逆転一体評価になる。

 

:仮に権利者が異なっていても、「形状、地積の大小、位置等」という点から単独使用できないといえるなら、一体評価というやつですね。

 

:それそれ。

 

:図から判断すると、順号9の土地は道路に面しているようだし、規模もそれなりにある整形地だから、ただし書には該当しなさそうだな。てことは、本文通り別評価というのは、妥当な裁決だと思います。

 

おわり