そもそもこのネーミング。当時は「うまか棒」という明治製菓のアイスキャンディーがあり、そのCMが連日テレビに流れていたものです。価格は当時で1本50円。まあその名の通り実に美味そうなのですが、子供にはやや高額すぎて、親におねだりしてありつける類のお菓子でした。
そんな時代背景があるなかで駄菓子屋に陳列された1本10円の「うまい棒」は、子供達の目を引くには十分なネーミングでした。目を引くと言っても、勿論ポジティブな意味合いで申しているのではありません。
「こ…これパクリじゃん。お菓子を作る大人の中にもしょうもない人もいるのだな。」と、失礼ながらそんな感覚を持ったものです。
