埼玉県さいたま市見沼区のとある農道にて、トカゲのしっぽを発見しました。
トカゲは敵に捕まると、しっぽを切り離して逃げるのだという事を本で知り、子供心にひどく驚いたことを覚えています。しかも、新しいしっぽがまた生えてくるのだとか。
本にはご丁寧に、くねくね動くしっぽに猫(ここではとかげの敵)が夢中になっていて、まんまと逃げおおした、しっぽの無いトカゲの絵まで描かれていました。
考えてみれば、本体から切り離されたしっぽが、あのように激しく動きつづけるのは何とも不思議な話です。ほんと何故だろう。
写真のこのしっぽも、囮としてしばし一生懸命働いて、けなげに猫パンチなどを散々浴びせられたあと、徐々に動かなくなって、今このように横たわっているのでしょうか。
それにしてはこのしっぽ、傷もあまりなくきれいなもので、捨てられてしまうのがもったいない気もします。とかげ本体が、取りに戻って来たら面白いのになあなどとしばし眺めていました。
あ、いや。私もこれで結構忙しい身の上なのですよ。
